もう二度といらないなんて言わせない!!残土でおもろいことやるぞ!

ざんどいいね!

もう二度といらないなんて言わせない!!残土でおもろいことやるぞ!

こんにちは!今回のあそ部日誌は蜜浦が担当します。


突然ですが、朗報です!
ついに、なんと、あの、残土を採取してきました!!
これから、「残土(読み方は、ざんど)」の可能性を広げる活動が本格的に始まるということで、あそ部メンバー一同ソワソワしています。

ショベルカーで残土をたっぷり採取している様子

「残土(ざんど)」について
ところで、「残土」とはなにか皆さんご存じですか??
こちらの記事でも「残土」について説明していますが、今回はもう少し深掘りしてみました!

「残土」とは、正式名称「建設発生土(けんせつはっせいど)」と言い、土木工事や建築工事などで発生する「不要な土」のことです。
残土は、廃棄物処理法に規定する廃棄物には該当しません。ですが、産業廃棄物に該当するがれき類や木くず、金属くずなどが混入している場合は、それを取り除かなければ、産業廃棄物に該当してしまいます。

check!
・産業廃棄物とは
→事業活動に伴ってオフィスや工場、現場などから出るゴミのこと。処理にはお金がかかります。

土木工事や建築工事により構造物を造る場合、基本的に地面を掘り土台を造る所から始まります。掘った所に構造物を造った後、土の埋め戻し作業を行い地面を整備します。その際、埋め戻しをしても構造物を建てた分、余剰の土が出ることになりますよね。これが建設発生土(残土)です。
かつては、地面を掘って出た土は場外処分され、埋め戻しに使用する土は新しく購入していたようで、土の排出処分と新規購入の二重の経費をかけていたとか。
近年では限りある資源としての土を有効に利用するために、現場で出た土を一旦は保管し、それを改めて埋め戻しで再利用します。余剰分の土だけを場外処分または有効利用するようになりました。
先程お伝えしたように、余剰の土に混入物が混じったままでは産業廃棄物などに該当してしまい処分しなければなりません。混入物を取り除いて初めて「残土」として有効活用することができるのです。
もう少し専門的に深掘りすると、残土には様々な種類があります。土の状態やコーン指数(地盤の強さを表す指標)によって、主に以下の5種類に分けることができます。

[参考]
発生土利用基準改定検討委員会,2006,「発生土利用基準について」,国土交通省,(2024年6月12日取得,https://www.mlit.go.jp/sogoseisaku/region/recycle/pdf/recyclehou/manual/180810hassei.pdf)
このようにそれぞれ用途や処理方法が異なるため、分別には注意が必要です!
「残土」にも、種類があったりそれぞれによって用途が違ったり…奥深い。
基本的には、土地造成や道路用の盛り土、河川の堤防建設、水面の埋め立てなどで再利用されるみたいですね。

check!
・盛り土とは
→敷地の造成や築堤などのとき、所定の高さにするために土を盛ること。
・築堤とは
→池・川などの水があふれ出ないように、岸に沿って土や石を高く盛ったものを築くこと。

しかし、あそ部メンバーの私たちはそれ以外でも「残土」を有効活用したい!ということで、斜め上くらいのアイデアをたくさん出し合い面白い活用方法がないか模索中!

最後に少しアイディアを紹介します!

初の残土採取は高速道路!?
今回は、大阪府吹田市で行われている工事現場の「残土」を採取してきました!
そこは、地震などの自然災害が起きた際に高速道路(名神高速道路)が崩れないように柱を強化するための耐震補強工事を行っている現場です。(※写真1)
豊開発は、その耐震工事の一部に携わっています!
名神高速道路は、愛知県小牧市から(起点)、滋賀県、京都府、大阪府を経由し兵庫県西宮市へ(終点)と繋がる高速道路です!
車で滋賀県や京都府に遊びに行くときは私もよくお世話になってます。
私たちの仕事は新しく建物を建てるための基礎工事だけではなく、このように既存の柱や建物などを強化するための工事にも携わっています。地震国と言われる日本。いつ・どこで・どんな大きさの地震が起こるか全く予想できない状況で、その不安は無くなることはありません。しかし、実際に地震が起きたときにできるだけ被害を少なくするために、そして人々の不安を少しでも和らげるために私たちは働き続けます!

写真1

あそ部のアイディアメモ ~残土編~
では、最後に「残土」の活用方法アイディアをご紹介します!

  • 野球場や公園、動物園等のグランド補充用土
  • トレーニング器具のおもり
  • クッション(まくらなど)
  • ゴミ箱などの防臭系商品
  • サンドアート
  • 砂のアクセサリー、おもちゃ、小物
  • 泥パック
  • 砂風呂、酵素風呂
  • 泥だんご
  • 植物栽培
  • 陶芸                     などなど…
健気に残土を採取する弊社社員の奥野

みんなで、「残土」の可能性を想像し色々なアイディアを出し合いました!考えるだけでワクワクします!
このアイディアを実現させるためには、まず採取した「残土」が栽培に適した土なのか、人体に悪い影響はないのかなど土の検査を含め、調べなければいけないことも山ほどあります。他にも私たちが想像していないような問題や課題も出てくるでしょう…。
しかし!そんな、未知の世界に飛び込みチャレンジする(=見えないを楽しく深掘りする)ことが私たち豊開発のモットー(経営理念の一つ)です!
まずは、すぐにできそうな植物栽培で「残土」を活用していきたいと思っています!
色んな現場の「残土」を採取し、どこの土が一番植物の成長が早いのかなどを比べてみるなど、面白い案も出ています!
トマト、イチゴ、大葉、水菜、枝豆、サボテン(笑)……
さぁ、何から育てましょうか。

今回の記事はここまで!最後まで読んでいただきありがとうございました!

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