山留めとは?工事の目的や種類をわかりやすく解説!

ゲンバラ

山留めとは?工事の目的や種類をわかりやすく解説!

こんにちは!涼しくなってきて、大好きな冬が近づきワクワクしながらも、もう2026年が終わる?と少し焦っている奥野です。
今回は、豊開発の得意技としている工事のひとつである「山留め(やまどめ)」についてご紹介します!

「山留めって何をしているの?」
「なんで”山”を留めるの?」

そんな疑問を持っている方や、まったく知らない方もこの記事を読めば、山留めの基本がイメージできるよう、ポイントをぎゅぎゅっとまとめてみました!

そもそも…山留めってなに?

一言でいうと、
山留めとは、地面を掘ったときに周りの土が崩れないように支える工事です。

建物を建てるときには、基礎や地下構造物をつくるために地面を掘ることがあります。
でも、地面って掘ってそのままだとどうなると思いますか?砂場で穴を掘った、数十年前のかわいいあの頃を思い出してみてください。浅い穴なら、そのままでも大丈夫ですが、深く掘り進めると、周りの砂が崩れてきませんでしたか?砂を手で押さえたり、崩れてくる砂をせき止めながら、深い穴を掘った記憶…よみがえってきましたか?
実は、砂場ではなく地面(土)も同じです。さらに、実際の工事では深く掘るだけではなく周りに道路や建物がある場合もあります。

そこで、「地面を掘って地下構造物をつくるために、周りの土を支える」という重大任務が発生します。
これが「山留め」です。

どうして、山留めが必要なの?

山留めの大きな目的は、掘削した場所の周りの地盤を支え、安全に工事を進めること。
山留めのイメージ:地面を掘る➡周りの土が崩れる可能性がある➡山留めで土を支える➡安全に掘削・基礎工事を進める

もし「山留め」がなければ、周囲の地盤が崩れたり近くの道路や建物などに影響が出たりする可能性があります。だからこそ、「掘る」だけではなく、「どうやって周りを支えるか」まで考えることが大切です。

山留めにも、いろんな種類(工法)がある

山留めといっても、現場によって方法はさまざま。
似たような現場はあっても、まったく同じ現場はありません。地盤の状態や掘削する深さ、地下水の有無、周辺の建物や道路など、現場ごとに条件が必ず異なるからです。
豊開発では、1990年の創業以来そんな一つひとつの個性の違う現場に向き合い、工法の選定・施工計画から施工管理まで行い、安全に工事を完了させてきました。
そんな山留め工事の中でも代表的な3つをご紹介します。

①親杭横矢板工法
地中に「親杭」と呼ばれる鋼材を設置し、その間に「横矢板」を入れて土を支える工法。

②鋼矢板工法
鋼製の矢板を地中に連続して設置し、土を支えます。

③SMW工法
土とセメント系材料を混ぜて地中に壁をつくり、山留め壁として利用する工法。

…と、名前だけ聞くとちょっと難しそうですよね(笑)
でも大切なのは、どの工法でも同じではなく、現場の条件に合わせて工法を選んでいること。
「この現場なら、どんな方法で安全に掘れる?」そんなことを考えながら、一つひとつの現場に合った方法を検討していきます。

山留めを「支える」のは壁だけじゃない!

ここが山留めのちょっと面白いところ。山留め壁を作って終わりではありません。
地面を掘ると、周りにある土が山留め壁を押す力がかかります。この力を「土圧(どあつ)」といいます。砂場で砂を手で押さえると、手に砂の重みや押される感覚がありますよね。工事現場でも同じように、周りの土が山留め壁を押しているんです。
特に掘削が深くなると、山留め壁にかかる力(土圧)への対策が重要になります。そこで、「支保工(しほこう)」というものを使って、山留め壁をさらに支える場合もあります。

例えば、
・切ばり:山留め壁同士を内側から支える
・腹起し:山留め壁にかかる力を受ける
・アンカー:地盤側に引っ張ることで山留めを支える
などがあります。

つまり、山留めは「掘って壁をつくって終わり!」ではなく、どうやってその壁を安定させるかまで考える工事です。

山留め工事で、施工管理は何をするの?

「じゃあ、実際に豊開発は山留めで何をしているの?」
豊開発が行っているのは、工事の計画だけではありません。実際の施工を安全に進めるための施工管理も行っています。

施工管理では
・現場の条件を確認する
・工法や施工方法などを検討する
・協力会社さんと打合せ・調整をする
・安全・品質・工程・原価を管理する

「この現場だったら、どうすれば安全に掘れる?」
現場の状況を見ながら考え、たくさんの人と調整しながら工事を進めていく。
人・技術・現場をつなぐことも、施工管理の大切な仕事です。

豊開発と山留め

豊開発は大阪を拠点に土木工事の施工管理を行っています。
ここまで説明した通り、山留めは、建物や構造物ができる前の「地面の下」を支えるお仕事。完成した建物からは見えなくなってしまいますが、その先にある工事や街づくりを支えている、まさに縁の下の力持ちなお仕事なんです。
普段は見えないからこそ、どう安全に掘るかを考え、計画し、現場を動かしていく。見えない仕事で地面の下から安全をつくる。これがわたしたち豊開発のお仕事のひとつです。そして、こうした「見えないところを支えるお仕事」に誇りを持っています。

もっと知りたくなっちゃった方へ

ここまで読んで、見えないロマンに惹かれた方へ。
あそ部のnote(YUTAKAの音色)では、山留め工事についてさらに詳しく解説しています!工法や、専門用語についても写真を交えながら詳しく紹介しているので、ぜひこちらも読んでみてください!

note記事はこちら↓
「山留め工事ってなに?基本知識を身につけて初心者マークを卒業しよう!」

わたし自身、豊開発に入社するまで「山留め」という言葉も知りませんでした。
建物ができる前の地面の下のことなんて考えたこともなく、知れば知るほどびっくりすることばかり。普段はなかなか見ることのない地面の下に、たくさんの人の技術や工夫が詰まっています。そんな、見えないところを支える仕事の魅力の落とし穴に、わたしもまんまとハマってしまいました(笑)
この記事をきっかけに、「土木っておもしろいかも」と穴に片足を突っ込んでもらえたら嬉しいです。

では、また次の記事で!今日もご安全に。

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