「ここって、本当に同じ場所ですか?」土木会社が本気で挑んだオフィスリノベーション企画の全貌【前編】

あそ部活動日誌

「ここって、本当に同じ場所ですか?」土木会社が本気で挑んだオフィスリノベーション企画の全貌【前編】

皆さんこんにちは!
約半年ぶりにあそ部HP記事を作成する、あそ部の蜜浦です。
お久しぶりです!

新年を迎え、2026年は午年で「飛躍の年」ということで、今年も様々な事に挑戦し、より成長したあそ部の姿をお見せできるようにメンバー一同、より一層精進してまいります。今年もどうぞよろしくお願いいたします!

ということで、
実は私たち豊開発は、一昨年から進めてきたある企画がついに12月末に終わりを迎え、新年早々新しいことと共に仕事始めを迎えました!

その企画とは――
「オフィスリノベーション企画」です!

2024年5月頃から約1年半にわたり、あそ部メンバー中心にアイデアを出し合い、何度も話し合いを重ねながら進めてきたこの企画。
ただ「オフィスをきれいにしたい」という理由だけで始まった企画ではなく、「なぜ新しいオフィスにするのか」「豊開発らしさとは何か」「社内では何を大事にしたいのか」という根底の問からスタートしました。

そして昨年12月末、無事に工事が完了。
長い時間をかけて温めてきたオフィスリノベーション企画が、ついに完了し2026年から新しいオフィスでの仕事がスタートしたのです!

新しいオフィスと共に仕事始めを迎えたことで、自然と気持ちも前向きになり、いいスタートがきれたと感じています。

今回のオフィスリノベーションについての記事は、前編と後編に分けてお届けします。

「なぜ今回オフィスリノベーションを行うことになったのか」
「どのようにプロジェクトが進んでいったのか」
「新しいオフィスコンセプトにはどのような想いが込められているのか」
「どのように生まれ変わったのか」
企画が動き出したところから、オフィスコンセプトの話、完成後のBefore・Afterまで。
1年半かけてつくり上げた、オフィスリノベーションの全貌を一気に深掘りしていきます!
今回の前編記事では、旧オフィスの実態からオフィスリノベーションをした理由、そして、新しいオフィスのコンセプトについて詳しくご紹介していきます。

次回の後編記事では、実際の写真とともに「Before/After」をご紹介!
前編・後編併せて読んでいただけると嬉しいです!ぜひ最後までお付き合いください。


-目次-
〇「ザ・事務所感」漂う旧オフィスの姿
〇MVVを空間に落とし込む
〇土木企業ならではのコンセプトを導き出した背景には…
〇それぞれに意味を持たせた各フロアの構造について


〇「ザ・事務所感」漂う旧オフィスの姿
皆さんは、「建設業の事務所」と聞くとどのようなイメージを持ちますか??

・図面や書類が山積みになっている
・グレーやベージュを基調とした、少し無機質な空間
・大きな事務机が並び、「ザ・事務所」といった雰囲気
・来客スペースは最低限で、長居する場所ではない印象

私のイメージとしては「業務の場所」であり、居心地の良さやデザイン性、来客への印象まで意識されているケースは少ないと感じます。
皆さんも同じようなイメージを持たれるのではないでしょうか。
まさに、豊開発の旧オフィスも皆さんがイメージするような「ザ・事務所」という言葉がピッタリな空間でした。

こちらが旧オフィスですこのオフィスにはただおしゃれではなかったというだけではなく、他にも多くの課題や問題点が隠れていました。
例えば、「壁がなく来客対応や会議の声が筒抜け(仕切りはパーテーションのみ)」「休憩スペースがない(自席で食事・休憩)」「活用されていない空間がある」「デスク配置の問題で部署間のコミュニケーションが取りづらい(部署でフロアが分かれている)」

などなど…
極端に言えば、「仕事をするためだけの空間」 

業務は基本的に決められた自分のデスクで行い、お昼休憩の時間になると、作業していたそのデスクでお弁当を食べて休憩を取り、休憩時間が終わるとまた業務に戻るという状況でした。
仕事中と同じ空間、同じ姿勢のままの休憩では、なかなか気持ちを切り替えることができず、ON・OFFのメリハリをつけにくい環境でした。

そして、もう一つの大きな課題が部署間の距離です。
業務上、連携が必要なのに部署同士が別々のフロアに分かれており(工務部の現場担当者が別フロア)、ちょっとした相談や確認でも階段を上り下りしなければならない状況でした。
建設業の働き方の特徴として、現場担当者は直行直帰が多く、もともと社内メンバーと顔を合わせる機会があまりありません。それに加えて、オフィス内でもフロアが分断されているという「物理的な壁」があり、自然な会話やコミュニケーションが生まれにくい環境になっていたのです。

〇MVVを空間に落とし込む
昨年35周年を迎えた豊開発ですが、今の本社に移動してきたのが約12年前。
現在、本社としている大阪市中央区に位置する5階建ての一棟ビルは、外側も内部も見た目がすごく古いというわけではありませんでしたが、かといって現代風のデザインオフィスとはほど遠いオフィスでした。
長く同じ環境で働いていると、それが当たり前になってしまい、「そもそもオフィス空間はどうあるべきか?」という視点は持ちづらいものです。
そんな中、今回のオフィスリノベーション企画が動き出したのは、2022年に豊開発の二代目として代表に就任した清水さんのある想いがきっかけとなりました。

「仕事をするだけの事務所感の強いオフィスから、社員同士が自然と交流できる。そんなフラットで一体感のある空間をつくりたい。そして、ここで働くみんなが、“ここに帰ってきたい” と感じられる場所にしたい。」

以前までの豊開発は、代表(先代)が方針を示し、それに向かって社員がそのまま実行したり、上からの指示を受けて行動するという「トップダウン型の組織」でした。

それは、先代の強いリーダーシップがあってこそ築かれてきた豊開発の姿でもあります。
しかし、後継者として代表に就任した清水さんは、これからの豊開発を見据えた時に、新しい豊開発の姿として、「社員一人ひとりが自分で考え、主体的に行動できるチーム」いわば、「自律・自走型の組織になっていく必要があると考えました。

代表取締役の攻略法を包み隠さず大公開?! – 豊開発のあそ部

そこで、就任直後には「Mission・Vision・Valueの策定」に取り組み、あそびを大切にという価値観を体現するものとして、新しく「あそ部」という部署を設置するなど様々な活動を進めてきました。そして、今回のオフィスリノベーション企画も、新しく策定したMVVを体現するものとして始まった企画でした。
フラットで一体感ある組織をつくるためにまずは普段仕事をする空間であるオフィスをみんなが働きやすいと思える、また自分のペースで自分らしく働ける場所にすることでより豊開発が目指す姿へと近づいていくのではないかという想いを込めてスタートしたのです。

〇土木企業ならではのコンセプトを導き出した背景には…
豊開発の新しいオフィスのコンセプトは――「地層」
土木事業を展開する会社として、「地面の中の仕事」にちなんで考えたものです。
3層に別れているフロアを地層と見立て、それぞれの階に意味を持たせる構造を考えました。

各フロアの構造についてはこのあとご紹介しますが、その前に、今回のオフィスコンセプトを決めるうえで、多大なるお力添えをいただいたパートナー企業様をご紹介させてください。
2022年から豊開発の伴走パートナー企業として、さまざまな挑戦を支えて下さっている、株式会社SASIさんです。

クリエイティブから、自律的組織を実現する株式会社SASI
新しいMVVの策定や新しいホームぺージ、ユ二フォームのデザイン決めなど、今まで豊開発として取り組んできたたくさんの新しい挑戦をサポートして下さっている心強いパートナーです。

一昨年には、SASIさんが主催する「大人の文化祭」をテーマとした様々な業界の中小企業が集まるイベント「I AM(アイ アム)」にも参加させていただくという、豊開発の全く新しい挑戦への1歩としてすごく貴重な経験をさせていただきました!

イベントの詳しい内容については、こちらからご覧いただけますので是非ご覧下さい!
I(いちばんの)A(あそびが)M(見つかった)~第1部~あの”残土”が大人気 – 豊開発のあそ部
I(一度きり!)A(あたしの言葉が)M(みんなに届く)~第2部~トークセッション編 – 豊開発のあそ部
I(いろんな)A(あそびを)M(むぎゅっとつめた)~第3部~展示のコーナー全部見せしちゃいます – 豊開発のあそ部

今回のオフィスリノベーション企画では、SASIさんと共にワークショップを重ね、まずは豊開発の現状や課題を根本から見つめ直すところからスタートしました。
そのプロセスを通じて、MVVを空間でどう表現するのか、フラットで一体感のある空間を作るにはどうすれば良いのかを考え、新しいオフィスのコンセプトを決めていきました。
SASIさんとのワークショップを通じて学んだこと、それは…

「インテリアは心理学」だということです。

インテリアは、単なる見た目の“おしゃれ”ではなく、人の心理や行動に大きく影響するため心理学の一部でもあると言われています。
「開放感のある空間は、発想を広げたり、前向きな気持ちを引き出す」
「座席の配置や距離感ひとつで、会話のしやすさやチームの雰囲気も変わる。」など

心理学の観点から、SASIさんのサポートの下、話し合いを進めてきました。
照明・壁・ブラインドの色はどうするのか。また、作業するデスク前の壁の高さは、座った状態でも常にお互いが顔を見れる高さにするのか、それとも自分の作業にも集中できてなお、すぐにコミュニケーションを取れるくらいの高さにするのかなど、実際に検証しながら、細かい部分の話し合いを重ねていきました。

〇それぞれに意味を持たせた各フロアの構造について
オフィスフロアである5階・4階・3階を順に説明していきます。

【5階】一番上の層
テーマ:オープン(来客・会議フロア)
特徴:明るく開放感あふれる空間で社内セッションや来客対応でスムーズな情報共有と快適な交流を実現できる

【4階】真ん中層
テーマ:セミクローズ・セミオープン(コミュニケーションフロア)
特徴:部署を超えた会話が自然と生まれ、コミュニケーションを取りながらスムーズに業務を進められる

【3階】一番下の層
テーマ:クローズ(集中・休憩フロア)
特徴:自分の時間を楽しめる静かで落ち着いた空間。
作業に集中したい時やリフレッシュしたい時の休憩スペースとしても活用できる

そして、オフィスのデザインソースは―「木と土」に決定。
土木会社だからという理由もありますが、素材のメインとして、エッセンスとなる部位に「土」と「木」を使用することで、自然に囲まれた優しい空間が、帰ってきたくなるオフィスとなる要素になると考えました。


今回のオフィスリノベーション企画では、「ただオシャレなオフィスにしたい」という理由だけで始まった企画ではないということ。
空間が持つ力を最大限に利用して、豊開発が目指す未来の姿を実現させるための挑戦となりました。
そんな強い思いや決意がついにカタチとなり、豊開発の更なる新しい幕開けを2026年の新年とともに迎えることができたのです!

次回の後編では、新しくなったオフィスの実際の写真とともにbefore/after形式でコメントを添えながらお届けしていきます。
私たち自身も「本当にここは同じ場所なのか…」「ここまで変わるとは…」と驚いた空間です。きっと皆さんも想像を超える変化に驚かれるはず!
是非、次回もお楽しみに!
最後まで読んでいただきありがとうございました。

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