ゲンバラ
”まあいっか♪”のわたしが超緊張!?ドローン免許取得までの冒険最終回!
さむーーーーい!!みなさんは秋を感じましたか?
四季を楽しめるところが日本の好きなところなんですけど、最近は暑いと寒いの二季な気がする…紅葉を見に行く頃には寒すぎてびっくり!(笑)
寒い冬が大好きな奥野が担当します~。
わたしが、あそ部日誌で勝手に連載している「ドローン免許取得までの冒険」。
なんともう第3弾です!
まだ①②を読んでない方はこちらからどうぞ↓
ついにわたしも空飛ぶ界隈!?ドローン免許取得までの冒険① – 豊開発のあそ部
「不安からニヤリへ!?ドローン免許取得までの冒険② – 豊開発のあそ部
今回は…
・自信と不安が50:50の修了審査(実地試験)
・Enterを押せば結果が分かっちゃう恐怖の筆記試験
・~限定解除の目視外とは?~
これらについて、わたしの気持ちと共に詳しく紹介していきます!ちょっぴりボリュームのある記事ですが、これからドローンに挑戦してみたい方の参考になると思うので、是非最後までご覧ください!
自信と不安が50:50の修了審査(実地試験)

「ドローンスクール&コミュニティ空ごこち」さんで修了審査も対応していただきました。実際に実地講習でお世話になった講師の方が試験官として担当してくださるので、とても安心感がありました!
でも、講師の方だからっておまけ合格なんてありません!(笑)
試験は、机上審査(5分間)→口述審査→実技審査→口述審査(※口述審査には飛行前後の点検、事故・重大インシデントが含まれます)の順に受講し、採点方法は減点方式で、70点以上が合格です!
時間との勝負!集中力がカギ
机上審査の4問は、問題文をしっかり読まないと解けない内容。
講習中に練習問題を解いた程度の勉強量でしたが、基本的な航空法+国語力(読解力)がかなり重要な試験でした!
焦らず・過信せず・丁寧に!
スクールでは、「丁寧な人」と言っていただいたわたしですが、本来の性格は「まあいっか♪」の楽観主義者(笑)。試験に対してもいけるだろう!と謎の自信がありました!
スクエア飛行・八の字飛行・異常事態飛行にはそれぞれ時間制限がありますが、焦らなくても余裕を持って終えられます!
大切なのは、スピードよりも安定感!点検も抜け漏れのないよう丁寧に!!
丸暗記がカギになる!暗唱テストな口述審査
口述審査では、重大インシデントや事故が起きた時の定義・報告手段などの安全に関する知識をしっかり理解しているかどうかを確認されます。
何を聞かれるかは、実地講習の時に教えてもらえるので、講習中に何度も声に出して覚えました。
試験前にドローンの操縦練習ができない時でも、電車の中では点検項目や口述審査の暗唱はできるので、何度も心の中で復唱していました!
すべての試験項目が終了し、最後に講師の方から講評をいただき、数日後に結果発表。
その通知を見た瞬間、ちょうどオフィスリノベーションのミーティング中だったのですが、「やった!!」と思わず声が出ました(笑)
でも、これだけで試験は終わりじゃないんです…
Enterを押せば結果が分かっちゃう恐怖の学科試験
実地講習のときからみんなが話題にしていた「学科試験」。
この試験は、全国の試験センターで行われる「CBT方式(Computer Based Testing)」 というパソコン形式です。30分間で50問の4択問題に挑戦し、40問以上正解(約80%以上)で合格になります。
・・・時間短いし、10問しか間違えられない?
わたし流の勉強法
試験直前は、Youtubeで「二等無人航空機操縦士 学科試験」と検索して、出てきた問題をひたすら解きまくりました。
解説付きの動画も多く、”解きながら覚える”スタイルがやっぱりわたしにはぴったり!
テキストよりも、実際に手を動かして問題を解くことで感覚的に覚えられました。
完璧に覚えるよりも、パターンに慣れながら、どうしても間違えてしまう問題がだんだん自分の中でわかってくるので、その部分はテキストを見返してインプットさせました!
運命のEnterキー
試験中、常にドキドキ。正直高校入試や大学入試よりも緊張したかも(笑)
これでいいはず…でも不安…とこころの中で小競り合いを繰り広げながら何とか全問回答!
そして迎えた運命の瞬間。
Enterキーを押すと結果が表示されるのですが、目を閉じてボタンを押しそーっと目を開けると…
「合格」の文字が!
でもその文字が、本当にびっくりするほど小さい!!
本当に合格って書いてある?見間違いじゃないよね?とPCに詰め寄るわたし(笑)
その数日後、無事に合格通知が届いてやっと一安心でした。
~限定解除の目視外とは?~

「目視外」とは、ドローンを目視できない範囲まで飛ばすことを指します。基本の二等免許では、「目視内(見える範囲)」での飛行が前提ですが、限定解除の目視外を取得すれば、操縦者がモニター越しに映像を見ながら飛行させることができるようになります。
これができるようになると、測量・点検・空撮など、実務での活躍範囲がぐんっと広がります!現場でドローンを飛ばすだけでなく、空撮データを使って地形や構造物を確認するようなシーンでも活かしていきたいスキルです!
カメラ映像だけでの操縦はまるでバーチャルゲーム
限定解除の目視外を取得するために約2時間の実地講習を受けます。
修了審査の内容は、基本の時と同じく、机上試験・口述審査・実技審査(スクエア飛行・異常事態飛行)。八の字飛行は除外されますが、機体に背を向けてドローンを操縦します!ここで思わず振り返ると即失格!
送信機(プロポ)に映るカメラ映像だけを頼りに操縦するのですが、これがまるでバーチャルゲームの世界。安全意識を高めているつもりでも、ついDSやSwitchをしているような気分に…(笑)
―そんな油断が、まさかの試験中に出てしまうとは…
試験で大失敗?!
限定解除の目視外の試験で、わたしはやってしまったんです。
スクエア飛行の途中、進行方向に機体を180度回転させるはずが、なぜか90度しか回していなかったんです。そのまま前進させた瞬間、「あれ?今どこに向かってる?」と完全パニックに。
試験官から「機体を進行方向に向けてください」と声をかけられ、はっと我に返ってすぐに修正…講習のときに、「ミスをしてもすぐに減点区画から戻れば大丈夫!」と教えてもらっていたおかげで、なんとか立て直すことが出来ました。
練習では一度もミスしたことがなかっただけに、自分を過信しすぎていたと反省…
でも、焦らず・丁寧に・過信しない!この3つを守ればきっと大丈夫です!
そんなこんなでドキドキの修了審査を終え、結果は…無事合格!!
こうしてわたしの「目視外」への冒険も無事クリアとなりました。
最後に…
学科・実技・目視外…とまるでボス戦を次々とクリアしたような気分(笑)
まだまだ「操縦士」としてはひよっこですが、ドローンを飛ばせるようになったいま、私も空を飛べるくらいなんでもできるような気がしています!
今後のドローン冒険記は、実際に現場でドローンを飛ばしたときのお話もしていきたいとおもいます!
さらに、「どうしたらドローンを使ってもっと面白いことができるか?」を話し合いながら、新しい計画を練っているところです!
これから飛ばす空は、また少し違う景色になりそうでワクワクします!