あそ部活動日誌
代表取締役の攻略法を包み隠さず大公開?!
皆さんこんにちは!今回のあそ部日誌は、蜜浦が担当します!
「社長と呼ばれたくない。」
豊開発の代表取締役である清水勇輝さんは、「部長」や「課長」など役職で呼び合う文化を好みません。肩書は「代表取締役」で「代表取締役社長」ではありません。名刺にも「社長」という肩書はありません。清水さんが採用してきた社員はみんな、清水さんを「社長」ではなく「清水さん」と呼びます。最初に「呼び方は清水さんでいいよ」と伝えているようで、私も内定後に言われた記憶があります。
今回の記事は、そんな豊開発の「清水勇輝」さんについて深掘りした内容となっております!
これまでに2回、noteの記事用に清水さんにインタビューをさせていただき、様々なお話を伺ってきました。それをもとに今回の記事を書いていこうと思います。
noteでは対話形式で清水さんを深掘りした記事をアップしているのでぜひこちらもご覧ください!
社長と呼ばれたくない!!「代表取締役ラーメン 清水勇輝」やったら「ラーメン」って呼ぶんですか?
インタビュー中に「パンチライン」と呼ばれる、「面白い!」「グッとくる!」など印象的なワード・セリフなどがたくさんあったので、とりあえずまとめてみたのがトップ画像です(笑)
気になるワードがたくさん並んでいます。
この記事を書く際に、魅力的で面白いワードが多すぎて何から伝えるべきか、どう伝えるべきかすごく悩みました。伝えたいことを絞ろうとしても「これは伝えたいな~」「これも外せないな」と結局絞り切れず、この量です(笑)
冒頭にもある「社長と呼ばれたくない」というワードもそうですが、画像にあるたくさんの「気になるワード」についてもどんどん深掘りしていきたいと思います!
ざっくりプロフィール
清水勇輝・4月14日生まれ・O型・兵庫県宝塚市出身・現在39歳です。
経歴は、神戸大学卒業後、大手警備会社である東洋テック㈱に就職。同社では、営業・経営企画・営業企画の部署で経験を積み2018年に豊開発に入社。営業を経験後、管理部の責任者に就任し、ITツールの導入や認証取得に向けた活動、採用活動など様々な社内体制整備に取り組みます。そして、2022年に2代目アトツギとして豊開発の代表取締役に就任。就任後は、新しく豊開発のミッション・ビジョン・バリューを定め、バリューの【あそびを大切に】を体現する組織として「あそ部」も新しく発足させました。
また、清水さんは経営者という顔がありながら、3児のパパでもあり、大学院に通う学生(ファミリービジネスの事業承継と後継者によるイノベーションについて研究を行っている)でもあります。そして、ラーメン・カレーが大好きで、サウナや銭湯、サッカー・フットサル、読書など多様な趣味を持つ、すごくユニークでいい意味で代表(社長)ぽくないのが豊開発㈱ 代表取締役の清水勇輝さんです。
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こちらの「ざっくりプロフィール」の内容の中から以下のキーワード3つをピックアップしました。
それぞれを深掘りしていきます!
1.清水勇輝HISTORY
2.経営者の顔
3.清水さんの謎解き
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1.清水勇輝HISTORY
小中学校は地元の公立高校に通い、高校は私立の学校へ。その後、大学は神戸大学に進学します。当時、神戸大学にいたある教授の元で国際政治の勉強をするために神戸大学の法学部を選んだそうです。しかし、清水さんが大学3回生になるタイミングでその教授が辞めてしまったことで、人生に迷いはじめ迷走期間に突入します。
迷走期間での出来事は詳しくは伺っておりませんが、最終的に大学卒業後に就職したのが警備会社の東洋テック㈱です。
同社で携わった経営企画では、施策作成、予実管理、管理会計、IR・広報、周年事業(経営理念のリニューアル、社史作成、社内・社外向けイベントの企画・運営)と組織の根幹に携わる様々な仕事を経験。
また、仕事以外にもボランティア団体に所属し、そこでは会長のポジションで組織の運営や事業の企画・実施を行ったり、Facebookを活用して情報発信をしたりホームページの更新をするなど、広報活動もされていたといいます。20代後半から30代にかけては、精神的にも体力的にも鍛えられ、ハードワークをした経験は今の仕事にも活きている。とおっしゃっていました。
皆さんもお気づきかもしれませんが、ここまでの経歴を見ても、建設業である豊開発の要素は全くありませんよね。清水さんご自身も、「豊開発に入社することは想定していなかった。大学も建設業とは全く関係のない学部に行きましたし、好きなことをしていました。」と言います。
では、継ぐことが全く頭になかったという清水さんが、どうして豊開発に戻ろうと思ったのか、そのきっかけや決め手について書いていきます。
まず、豊開発に戻ろうと思ったきっかけは、前職で携わっていた経営企画の仕事やボランティア活動をしていく中で、「もっと自分で何かをやってみたい」という気持ちと「もっと経営の部分に携わる仕事がしたい」という思いが芽生えたことだといいます。父から豊開発に来ないかという打診が何回かあったといいますが、前職の仕事(経営企画)が面白かったこともあり、先延ばしにしていたそうです。
豊開発に戻ることを決意した時の心境をお聞きすると、豊開発であれば新しいことができるかもしれないという期待と建設業の経験や知識がないからこそ見える世界、気づけることがあり、そういう立場でやってみるのもおもしろい挑戦だと感じていたそうです。
「業界のキャリアが全くない中で、僕にできることというのは中にいる人たちとは違う角度から業界や会社を見て、会社に足りない部分を補ったり今までにない取引先との関係性を作って事業の幅を広げたり、そういった所で、今までの経験や学んできたことを発揮できればと思っていた」とおっしゃっていました。
そして、2018年4月に豊開発に入社し、4年後の2022年に代表取締役に就任します。
2.経営者の顔
アトツギとして代表取締役に就任した清水さんは、豊開発を「50年・100年続く会社にする」という目標を掲げます。
この目標を達成するために、まず①組織としてのベース・土壌をしっかりとつくること、体制を整えること、また②「人を増やす」・「育てる」など、Human capital(人的資本)にフォーカスし力を入れました。
まず、①組織としての土壌をしっかり作るとは、
(清水さんの主観では)以前の豊開発は、上司からの指示や決められた業務を淡々とこなし、終わったら家に帰るというのが日常で、そこには会社への帰属意識やロイヤリティ、同じ方向に向かって動いているという感覚がなかったそうです。
会社を「ただお金を稼ぐだけの場」ではなく、「自己成長・自己実現する場」としても活用してもらうため、また、社員が前向きに働けるように会社としてしっかりサポートできるよう体制を整えて行く必要があると考えました。
労働条件の見直しや新しい制度の導入を行いました!
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①の会社の体制を整えるための活動と並行して②の「人を増やす」・「育てる」という点にも力を入れていました。そこで、まず、業務をこなすだけの習慣を変えるため、物理的に人を増やすという点に力を入れました。人を増やし、複数人で業務を分担することで一人ひとりに【あそび=余白・余裕】を作りだします。その生まれた余白で新しい挑戦をしたり会社や仕事について考える時間に当てるなど、徐々に社員にとって会社が「自己成長・自己実現」する場になるよう取り組んできました。
そして、さらに今まで清水さんが1人でやっていた採用活動や入社後のフォロー、人材育成を強化するためにある方を豊開発に招きます。それが清水さんが絶対的な信頼を置く、人事のスペシャリスト澤さんです!
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また、清水さんはご自身で「サーヴァントリーダー」と称し、「社員が100%能力を発揮できる環境」「社員が自ら判断し行動することを許容、推奨する風土」作りに取り組みます。
代表だからといって、社員に指示をするというスタンスではなく、縁の下の力持ちとして、社員が自発的に考えて行動できるようにサポートしたりヒントを与えたりすることを意識されています。
「ポテンヒットを捕りに行くような人になってください」と清水さんはよく口にします。
自分のエリア外だからといって動かなかったり譲り合ってお見合いしたり最初から相手に任せるのではなくて、そこを自分で捕りに行く。自分の範疇ではないけどやってみるとか、誰かが困っていたら手を差し伸べてフォローし合うなど「チーム」として動いていくのが理想だと言います。
しかし、まだまだチームとしては未熟で、採用の部分でも課題は山積みです。「まだ伸び代という”あそび”がある」と言う清水さん。
そんな発展途上である豊開発は「建設業でおもしろいことやってますね」「豊開発っていい会社ですね」と周りから言われることを目指して、工事の幅はもちろん、それ以外でも事業の幅を広げたり、色々な取り組みやおもしろいことにチャレンジしていきたいと語っていました。
3.清水さんの謎解き
清水さんはよくXの個人アカウントでつぶやきます。
大好物のラーメンやカレーの投稿、サウナや銭湯も好きでよく行くそうです。そして、学生の頃からサッカーをしていて今でもフットサルをしているとか。とにかく多趣味で行動範囲も広い。また、清水さんは経営者でもあり、3児のパパでもあり、大学院の学生でもあり…他にもアトツギ界隈のコミュニティにも参加するなど様々な面(顔)を持つ人物で、色んな投稿をアップしています。清水さんのことをあまり知らない人がXだけを見ると「何をしている人なのか分からない」と謎の人物として認知されてしまうのも納得がいきます。(笑)
清水勇輝のX
上記にも記載した「サーヴァントリーダー」のように縁の下の力持ちとして社員を遠くから見守り支える、というのが清水さんのスタンスです。
もともと、学生の頃から人を巻き込んで何かをするということは好きで、大学生時代には、自分でフットサルチームを作ってキャプテンも務めたという清水さん。
しかし、キャプテンだからと言って上に立ってグイグイ引っ張っていくというタイプではなく、みんなが100%・200%力を発揮できるように環境を整えたり、組織づくりをしたりする方が自分には合っていると感じていたそうです。サッカーをしていた頃もフォワードのような前線に立ってゴールを決めるポジションではなく、ディフェンスやボランチといった、後ろにいてチームとして結果を出すために動いていくというようなポジションにいたといいます。点を取るよりアシストする方が好きで、ゴールに繋がるディフェンスやパスができた時の方が喜びを感じるという、まさに縁の下の力持ちタイプ。経営者になった今でもそのスタンスは変わりません!
ちなみに写真を撮る時は8割変顔の清水さん。「あそび」のエキスパートであり、良い意味で代表っぽくないユニークさを秘めているのが豊開発株式会社の代表取締役「清水勇輝」さんです!
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最後まで読んでくださった方は、これで代表取締役・清水勇輝さん攻略も完璧ですね!
これからもどんどん豊開発について深掘りし、記事をUPしていきますので是非他の記事もご覧ください!
目指せ豊開発マスター!今回はここまで!次回もお楽しみに!